万葉集|第6巻の和歌一覧

万葉集の第6巻を一覧にまとめました。

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万葉集の第6巻一覧

907 瀧の上の三船の山に瑞枝さし繁に生ひたる栂の木のいや継ぎ継ぎに万代にかくし知らさむみ吉野の秋津の宮は神からか貴くあるらむ国からか見が欲しからむ山川を清みさやけみうべし神代ゆ定めけらしも
908 年のはにかくも見てしかみ吉野の清き河内のたぎつ白波
909 山高み白木綿花におちたぎつ瀧の河内は見れど飽かぬかも
910 神からか見が欲しからむみ吉野の滝の河内は見れど飽かぬかも
911 み吉野の秋津の川の万代に絶ゆることなくまたかへり見む
912 泊瀬女の造る木綿花み吉野の滝の水沫に咲きにけらずや
913 味凝りあやにともしく鳴る神の音のみ聞きしみ吉野の真木立つ山ゆ見下ろせば川の瀬ごとに明け来れば朝霧立ち夕さればかはづ鳴くなへ紐解かぬ旅にしあれば我のみして清き川原を見らくし惜しも
914 滝の上の三船の山は畏けど思ひ忘るる時も日もなし
915 千鳥泣くみ吉野川の川音のやむ時なしに思ほゆる君
916 あかねさす日並べなくに我が恋は吉野の川の霧に立ちつつ
917 やすみしし我ご大君の常宮と仕へ奉れる雑賀野ゆそがひに見ゆる沖つ島清き渚に風吹けば白波騒き潮干れば玉藻刈りつつ神代よりしかぞ貴き玉津島山
918 沖つ島荒礒の玉藻潮干満ちい隠りゆかば思ほえむかも
919 若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴鳴き渡る
920 あしひきのみ山もさやに落ちたぎつ吉野の川の川の瀬の清きを見れば上辺には千鳥しば鳴く下辺にはかはづ妻呼ぶももしきの大宮人もをちこちに繁にしあれば見るごとにあやに乏しみ玉葛絶ゆることなく万代にかくしもがもと天地の神をぞ祈る畏くあれども
921 万代に見とも飽かめやみ吉野のたぎつ河内の大宮所
922 皆人の命も我れもみ吉野の滝の常磐の常ならぬかも
923 やすみしし我ご大君の高知らす吉野の宮はたたなづく青垣隠り川なみの清き河内ぞ春へは花咲きををり秋されば霧立ちわたるその山のいやしくしくにこの川の絶ゆることなくももしきの大宮人は常に通はむ
924 み吉野の象山の際の木末にはここだも騒く鳥の声かも
925 ぬばたまの夜の更けゆけば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴く
926 やすみしし我ご大君はみ吉野の秋津の小野の野の上には跡見据ゑ置きてみ山には射目立て渡し朝狩に獣踏み起し夕狩に鳥踏み立て馬並めて御狩ぞ立たす春の茂野に
927 あしひきの山にも野にも御狩人さつ矢手挾み騒きてあり見ゆ
928 おしてる難波の国は葦垣の古りにし里と人皆の思ひやすみてつれもなくありし間に続麻なす長柄の宮に真木柱太高敷きて食す国を治めたまへば沖つ鳥味経の原にもののふの八十伴の男は廬りして都成したり旅にはあれども
929 荒野らに里はあれども大君の敷きます時は都となりぬ
930 海人娘女棚なし小舟漕ぎ出らし旅の宿りに楫の音聞こゆ
931 鯨魚取り浜辺を清みうち靡き生ふる玉藻に朝なぎに千重波寄せ夕なぎに五百重波寄す辺つ波のいやしくしくに月に異に日に日に見とも今のみに飽き足らめやも白波のい咲き廻れる住吉の浜
932 白波の千重に来寄する住吉の岸の埴生ににほひて行かな
933 天地の遠きがごとく日月の長きがごとくおしてる難波の宮に我ご大君国知らすらし御食つ国日の御調と淡路の野島の海人の海の底沖つ海石に鰒玉さはに潜き出舟並めて仕へ奉るし貴し見れば
934 朝なぎに楫の音聞こゆ御食つ国野島の海人の舟にしあるらし
935 名寸隅の舟瀬ゆ見ゆる淡路島松帆の浦に朝なぎに玉藻刈りつつ夕なぎに藻塩焼きつつ海人娘女ありとは聞けど見に行かむよしのなければますらをの心はなしに手弱女の思ひたわみてたもとほり我れはぞ恋ふる舟楫をなみ
936 玉藻刈る海人娘子ども見に行かむ舟楫もがも波高くとも
937 行き廻り見とも飽かめや名寸隅の舟瀬の浜にしきる白波
938 やすみしし我が大君の神ながら高知らせる印南野の大海の原の荒栲の藤井の浦に鮪釣ると海人舟騒き塩焼くと人ぞさはにある浦をよみうべも釣りはす浜をよみうべも塩焼くあり通ひ見さくもしるし清き白浜
939 沖つ波辺波静けみ漁りすと藤江の浦に舟ぞ騒ける
940 印南野の浅茅押しなべさ寝る夜の日長くしあれば家し偲はゆ
941 明石潟潮干の道を明日よりは下笑ましけむ家近づけば
942 あぢさはふ妹が目離れて敷栲の枕もまかず桜皮巻き作れる船に真楫貫き我が漕ぎ来れば淡路の野島も過ぎ印南嬬辛荷の島の島の際ゆ我家を見れば青山のそことも見えず白雲も千重になり来ぬ漕ぎ廻むる浦のことごと行き隠る島の崎々隈も置かず思ひぞ我が来る旅の日長み
943 玉藻刈る唐荷の島に島廻する鵜にしもあれや家思はずあらむ
944 島隠り我が漕ぎ来れば羨しかも大和へ上るま熊野の船
945 風吹けば波か立たむとさもらひに都太の細江に浦隠り居り
946 御食向ふ淡路の島に直向ふ敏馬の浦の沖辺には深海松採り浦廻にはなのりそ刈る深海松の見まく欲しけどなのりそのおのが名惜しみ間使も遣らずて我れは生けりともなし
947 須磨の海女の塩焼き衣の慣れなばか一日も君を忘れて思はむ
948 ま葛延ふ春日の山はうち靡く春さりゆくと山の上に霞たなびく高円に鴬鳴きぬもののふの八十伴の男は雁が音の来継ぐこの頃かく継ぎて常にありせば友並めて遊ばむものを馬並めて行かまし里を待ちかてに我がする春をかけまくもあやに畏し言はまくもゆゆしくあらむとあらかじめかねて知りせば千鳥鳴くその佐保川に岩に生ふる菅の根採りて偲ふ草祓へてましを行く水にみそぎてましを大君の命畏みももしきの大宮人の玉桙の道にも出でず恋ふるこの頃
949 梅柳過ぐらく惜しみ佐保の内に遊びしことを宮もとどろに
950 大君の境ひたまふと山守据ゑ守るといふ山に入らずはやまじ
951 見わたせば近きものから岩隠りかがよふ玉を取らずはやまじ
952 韓衣着奈良の里の嶋松に玉をし付けむよき人もがも
953 さを鹿の鳴くなる山を越え行かむ日だにや君がはた逢はざらむ
954 朝は海辺にあさりし夕されば大和へ越ゆる雁し羨しも
955 さす竹の大宮人の家と住む佐保の山をば思ふやも君
956 やすみしし我が大君の食す国は大和もここも同じとぞ思ふ
957 いざ子ども香椎の潟に白栲の袖さへ濡れて朝菜摘みてむ
958 時つ風吹くべくなりぬ香椎潟潮干の浦に玉藻刈りてな
959 行き帰り常に我が見し香椎潟明日ゆ後には見むよしもなし
960 隼人の瀬戸の巌も鮎走る吉野の瀧になほしかずけり
961 湯の原に鳴く葦鶴は我がごとく妹に恋ふれや時わかず鳴く
962 奥山の岩に苔生し畏くも問ひたまふかも思ひあへなくに
963 大汝少彦名の神こそば名付けそめけめ名のみを名児山と負ひて我が恋の千重の一重も慰めなくに
964 我が背子に恋ふれば苦し暇あらば拾ひて行かむ恋忘貝
965 おほならばかもかもせむを畏みと振りたき袖を忍びてあるかも
966 大和道は雲隠りたりしかれども我が振る袖をなめしと思ふな
967 大和道の吉備の児島を過ぎて行かば筑紫の児島思ほえむかも
968 ますらをと思へる我れや水茎の水城の上に涙拭はむ
969 しましくも行きて見てしか神なびの淵はあせにて瀬にかなるらむ
970 指進の栗栖の小野の萩の花散らむ時にし行きて手向けむ
971 白雲の龍田の山の露霜に色づく時にうち越えて旅行く君は五百重山い行きさくみ敵守る筑紫に至り山のそき野のそき見よと伴の部を班ち遣はし山彦の答へむ極みたにぐくのさ渡る極み国形を見したまひて冬こもり春さりゆかば飛ぶ鳥の早く来まさね龍田道の岡辺の道に丹つつじのにほはむ時の桜花咲きなむ時に山たづの迎へ参ゐ出む君が来まさば
972 千万の軍なりとも言挙げせず取りて来ぬべき男とぞ思ふ
973 食す国の遠の朝廷に汝らがかく罷りなば平けく我れは遊ばむ手抱きて我れはいまさむ天皇我れうづの御手もちかき撫でぞねぎたまふうち撫でぞねぎたまふ帰り来む日相飲まむ酒ぞこの豊御酒は
974 大夫の行くといふ道ぞおほろかに思ひて行くな大夫の伴
975 かくしつつあらくをよみぞたまきはる短き命を長く欲りする
976 難波潟潮干のなごりよく見てむ家なる妹が待ち問はむため
977 直越のこの道にしておしてるや難波の海と名付けけらしも
978 士やも空しくあるべき万代に語り継ぐべき名は立てずして
979 我が背子が着る衣薄し佐保風はいたくな吹きそ家に至るまで
980 雨隠り御笠の山を高みかも月の出で来ぬ夜はくたちつつ
981 狩高の高円山を高みかも出で来る月の遅く照るらむ
982 ぬばたまの夜霧の立ちておほほしく照れる月夜の見れば悲しさ
983 山の端のささら愛壮士天の原門渡る光見らくしよしも
984 雲隠り去方をなみと我が恋ふる月をや君が見まく欲りする
985 天にます月読壮士賄はせむ今夜の長さ五百夜継ぎこそ
986 はしきやし間近き里の君来むとおほのびにかも月の照りたる
987 待ちかてに我がする月は妹が着る御笠の山に隠りてありけり
988 春草は後はうつろふ巌なす常盤にいませ貴き我が君
989 焼太刀のかど打ち放ち大夫の寿く豊御酒に我れ酔ひにけり
990 茂岡に神さび立ちて栄えたる千代松の木の年の知らなく
991 石走りたぎち流るる泊瀬川絶ゆることなくまたも来て見む
992 故郷の飛鳥はあれどあをによし奈良の明日香を見らくしよしも
993 月立ちてただ三日月の眉根掻き日長く恋ひし君に逢へるかも
994 振り放けて三日月見れば一目見し人の眉引き思ほゆるかも
995 かくしつつ遊び飲みこそ草木すら春は咲きつつ秋は散りゆく
996 御民我れ生ける験あり天地の栄ゆる時にあへらく思へば
997 住吉の粉浜のしじみ開けもみず隠りてのみや恋ひわたりなむ
998 眉のごと雲居に見ゆる阿波の山懸けて漕ぐ舟泊り知らずも
999 茅渟廻より雨ぞ降り来る四極の海人綱手干したり濡れもあへむかも
1000 子らしあらばふたり聞かむを沖つ洲に鳴くなる鶴の暁の声
1001 大夫は御狩に立たし娘子らは赤裳裾引く清き浜びを
1002 馬の歩み抑へ留めよ住吉の岸の埴生ににほひて行かむ
1003 海女娘子玉求むらし沖つ波畏き海に舟出せり見ゆ
1004 思ほえず来ましし君を佐保川のかはづ聞かせず帰しつるかも
1005 やすみしし我が大君の見したまふ吉野の宮は山高み雲ぞたなびく川早み瀬の音ぞ清き神さびて見れば貴くよろしなへ見ればさやけしこの山の尽きばのみこそこの川の絶えばのみこそももしきの大宮所やむ時もあらめ
1006 神代より吉野の宮にあり通ひ高知らせるは山川をよみ
1007 言問はぬ木すら妹と兄とありといふをただ独り子にあるが苦しさ
1008 山の端にいさよふ月の出でむかと我が待つ君が夜はくたちつつ
1009 橘は実さへ花さへその葉さへ枝に霜降れどいや常葉の木
1010 奥山の真木の葉しのぎ降る雪の降りは増すとも地に落ちめやも
1011 我が宿の梅咲きたりと告げ遣らば来と言ふに似たり散りぬともよし
1012 春さればををりにををり鴬の鳴く我が山斎ぞやまず通はせ
1013 あらかじめ君来まさむと知らませば門に宿にも玉敷かましを
1014 一昨日も昨日も今日も見つれども明日さへ見まく欲しき君かも
1015 玉敷きて待たましよりはたけそかに来る今夜し楽しく思ほゆ
1016 海原の遠き渡りを風流士の遊ぶを見むとなづさひぞ来し
1017 木綿畳手向けの山を今日越えていづれの野辺に廬りせむ我れ
1018 白玉は人に知らえず知らずともよし知らずとも我れし知れらば知らずともよし
1019 石上布留の命は手弱女の惑ひによりて馬じもの縄取り付け獣じもの弓矢囲みて大君の命畏み天離る鄙辺に罷る古衣真土の山ゆ帰り来ぬかも
1020,1021 大君の命畏みさし並ぶ国に出でますはしきやし我が背の君をかけまくもゆゆし畏し住吉の現人神船舳にうしはきたまひ着きたまはむ島の崎々寄りたまはむ磯の崎々荒き波風にあはせず障みなく病あらせず速けく帰したまはねもとの国辺に
1022 父君に我れは愛子ぞ母刀自に我れは愛子ぞ参ゐ上る八十氏人の手向けする畏の坂に幣奉り我れはぞ追へる遠き土佐道を
1023 大崎の神の小浜は狭けども百舟人も過ぐと言はなくに
1024 長門なる沖つ借島奥まへて我が思ふ君は千年にもがも
1025 奥まへて我れを思へる我が背子は千年五百年ありこせぬかも
1026 ももしきの大宮人は今日もかも暇をなみと里に出でずあらむ
1027 橘の本に道踏む八衢に物をぞ思ふ人に知らえず
1028 ますらをの高円山に迫めたれば里に下り来るむざさびぞこれ
1029 河口の野辺に廬りて夜の経れば妹が手本し思ほゆるかも
1030 妹に恋ひ吾の松原見わたせば潮干の潟に鶴鳴き渡る
1031 後れにし人を思はく思泥の崎木綿取り垂でて幸くとぞ思ふ
1032 大君の行幸のまにま我妹子が手枕まかず月ぞ経にける
1033 御食つ国志摩の海人ならしま熊野の小舟に乗りて沖へ漕ぐ見ゆ
1034 いにしへゆ人の言ひ来る老人の変若つといふ水ぞ名に負ふ瀧の瀬
1035 田跡川の瀧を清みかいにしへゆ宮仕へけむ多芸の野の上に
1036 関なくは帰りにだにもうち行きて妹が手枕まきて寝ましを
1037 今造る久迩の都は山川のさやけき見ればうべ知らすらし
1038 故郷は遠くもあらず一重山越ゆるがからに思ひぞ我がせし
1039 我が背子とふたりし居らば山高み里には月は照らずともよし
1040 ひさかたの雨は降りしけ思ふ子がやどに今夜は明かして行かむ
1041 我がやどの君松の木に降る雪の行きには行かじ待にし待たむ
1042 一つ松幾代か経ぬる吹く風の音の清きは年深みかも
1043 たまきはる命は知らず松が枝を結ぶ心は長くとぞ思ふ
1044 紅に深く染みにし心かも奈良の都に年の経ぬべき
1045 世間を常なきものと今ぞ知る奈良の都のうつろふ見れば
1046 岩綱のまた変若ちかへりあをによし奈良の都をまたも見むかも
1047 やすみしし我が大君の高敷かす大和の国はすめろきの神の御代より敷きませる国にしあれば生れまさむ御子の継ぎ継ぎ天の下知らしまさむと八百万千年を兼ねて定めけむ奈良の都はかぎろひの春にしなれば春日山御笠の野辺に桜花木の暗隠り貌鳥は間なくしば鳴く露霜の秋さり来れば生駒山飛火が岳に萩の枝をしがらみ散らしさを鹿は妻呼び響む山見れば山も見が欲し里見れば里も住みよしもののふの八十伴の男のうちはへて思へりしくは天地の寄り合ひの極み万代に栄えゆかむと思へりし大宮すらを頼めりし奈良の都を新代のことにしあれば大君の引きのまにまに春花のうつろひ変り群鳥の朝立ち行けばさす竹の大宮人の踏み平し通ひし道は馬も行かず人も行かねば荒れにけるかも
1048 たち変り古き都となりぬれば道の芝草長く生ひにけり
1049 なつきにし奈良の都の荒れゆけば出で立つごとに嘆きし増さる
1050 現つ神我が大君の天の下八島の内に国はしもさはにあれども里はしもさはにあれども山なみのよろしき国と川なみのたち合ふ里と山背の鹿背山の際に宮柱太敷きまつり高知らす布当の宮は川近み瀬の音ぞ清き山近み鳥が音響む秋されば山もとどろにさを鹿は妻呼び響め春されば岡辺も繁に巌には花咲きををりあなあはれ布当の原いと貴大宮所うべしこそ吾が大君は君ながら聞かしたまひてさす竹の大宮ここと定めけらしも
1051 三香の原布当の野辺を清みこそ大宮所一云ここと標刺し定めけらしも
1052 山高く川の瀬清し百代まで神しみゆかむ大宮所
1053 吾が大君神の命の高知らす布当の宮は百木盛り山は木高し落ちたぎつ瀬の音も清し鴬の来鳴く春へは巌には山下光り錦なす花咲きををりさを鹿の妻呼ぶ秋は天霧らふしぐれをいたみさ丹つらふ黄葉散りつつ八千年に生れ付かしつつ天の下知らしめさむと百代にも変るましじき大宮所
1054 泉川行く瀬の水の絶えばこそ大宮所移ろひ行かめ
1055 布当山山なみ見れば百代にも変るましじき大宮所
1056 娘子らが続麻懸くといふ鹿背の山時しゆければ都となりぬ
1057 鹿背の山木立を茂み朝さらず来鳴き響もす鴬の声
1058 狛山に鳴く霍公鳥泉川渡りを遠みここに通はず一云渡り遠みか通はずあるらむ
1059 三香の原久迩の都は山高み川の瀬清み住みよしと人は言へどもありよしと我れは思へど古りにし里にしあれば国見れど人も通はず里見れば家も荒れたりはしけやしかくありけるかみもろつく鹿背山の際に咲く花の色めづらしく百鳥の声なつかしくありが欲し住みよき里の荒るらく惜しも
1060 三香の原久迩の都は荒れにけり大宮人のうつろひぬれば
1061 咲く花の色は変らずももしきの大宮人ぞたち変りける
1062 やすみしし我が大君のあり通ふ難波の宮は鯨魚取り海片付きて玉拾ふ浜辺を清み朝羽振る波の音騒き夕なぎに楫の音聞こゆ暁の寝覚に聞けば海石の潮干の共浦洲には千鳥妻呼び葦辺には鶴が音響む見る人の語りにすれば聞く人の見まく欲りする御食向ふ味経の宮は見れど飽かぬかも
1063 あり通ふ難波の宮は海近み海人娘子らが乗れる舟見ゆ
1064 潮干れば葦辺に騒く白鶴の妻呼ぶ声は宮もとどろに
1065 八千桙の神の御代より百舟の泊つる泊りと八島国百舟人の定めてし敏馬の浦は朝風に浦波騒き夕波に玉藻は来寄る白真砂清き浜辺は行き帰り見れども飽かずうべしこそ見る人ごとに語り継ぎ偲ひけらしき百代経て偲はえゆかむ清き白浜
1066 まそ鏡敏馬の浦は百舟の過ぎて行くべき浜ならなくに
1067 浜清み浦うるはしみ神代より千舟の泊つる大和太の浜
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万葉集1067番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

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万葉集1061番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

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万葉集1062番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

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万葉集1063番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

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万葉集1036番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

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万葉集1054番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1054番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1054番について歌番号1054番原文泉|徃瀬乃水之|絶者許曽|大宮地|遷徃目訓読泉川行く瀬の水の絶えばこそ大宮所移ろひ行かめ かな読みいづみがは|ゆくせのみ...
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万葉集1039番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1039番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1039番について歌番号1039番原文吾背子與|二人之居者|山高|里尓者月波|不曜十方余思訓読我が背子とふたりし居らば山高み里には月は照らずともよし かな読み...
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万葉集1055番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1055番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1055番について歌番号1055番原文布當山|山並見者|百代尓毛|不可易|大宮處訓読布当山山なみ見れば百代にも変るましじき大宮所 かな読みふたぎやま|やまなみ...
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万葉集1040番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1040番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1040番について歌番号1040番原文久堅乃|雨者零敷|念子之|屋戸尓今夜者|明而将去訓読ひさかたの雨は降りしけ思ふ子がやどに今夜は明かして行かむ かな読みひ...
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万葉集1056番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1056番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1056番について歌番号1056番原文D嬬等之|續麻繁云|鹿脊之山|時之徃|京師跡成宿訓読娘子らが続麻懸くといふ鹿背の山時しゆければ都となりぬ かな読みをとめ...
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万葉集1041番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1041番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1041番について歌番号1041番原文吾屋戸乃|君松樹尓|零雪|行者不去|待西将待訓読我がやどの君松の木に降る雪の行きには行かじ待にし待たむ かな読みわがやど...
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万葉集1057番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1057番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1057番について歌番号1057番原文鹿脊之山|樹立矣繁三|朝不去|寸鳴響為|鴬之音訓読鹿背の山木立を茂み朝さらず来鳴き響もす鴬の声 かな読みかせのやま|こだ...
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万葉集1042番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1042番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1042番について歌番号1042番原文一松|幾代可歴流|吹風乃|聲之清者|年深香聞訓読一つ松幾代か経ぬる吹く風の音の清きは年深みかも かな読みひとつまつ|いく...
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万葉集1058番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1058番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1058番について歌番号1058番原文狛山尓|鳴霍公鳥|泉河|渡乎遠見|此間尓不通|訓読狛山に鳴く霍公鳥泉川渡りを遠みここに通はず| かな読みこまやまに|なく...
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万葉集1043番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1043番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1043番について歌番号1043番原文霊剋|壽者不知|松之枝|結情者|長等曽念訓読たまきはる命は知らず松が枝を結ぶ心は長くとぞ思ふ かな読みたまきはる|いのち...
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万葉集1059番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1059番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1059番について歌番号1059番原文三香原|久邇乃京師者|山高|河之瀬清|在吉迹|人者雖云|在吉跡|吾者雖念|故去之|里尓四有者|國見跡|人毛不通|里見者|...
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万葉集1044番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1044番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1044番について歌番号1044番原文紅尓|深染西|情可母|寧樂乃京師尓|年之歴去倍吉訓読紅に深く染みにし心かも奈良の都に年の経ぬべき かな読みくれなゐに|ふ...
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万葉集1060番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1060番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1060番について歌番号1060番原文三香原|久邇乃京者|荒去家里|大宮人乃|遷去礼者訓読三香の原久迩の都は荒れにけり大宮人のうつろひぬれば かな読みみかのは...
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万葉集1045番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1045番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1045番について歌番号1045番原文世間乎|常無物跡|今曽知|平城京師之|移徙見者訓読世間を常なきものと今ぞ知る奈良の都のうつろふ見れば かな読みよのなかを...
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万葉集1046番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1046番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1046番について歌番号1046番原文石綱乃|又變若反|青丹吉|奈良乃都乎|又将見鴨訓読岩綱のまた変若ちかへりあをによし奈良の都をまたも見むかも かな読みいは...
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万葉集1047番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1047番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1047番について歌番号1047番原文八隅知之|吾大王乃|高敷為|日本國者|皇祖乃|神之御代自|敷座流|國尓之有者|阿礼将座|御子之嗣継|天下|所知座跡|八百...
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万葉集1032番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1032番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1032番について歌番号1032番原文天皇之|行幸之随|吾妹子之|手枕不巻|月曽歴去家留訓読大君の行幸のまにま我妹子が手枕まかず月ぞ経にける かな読みおほきみ...
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万葉集1048番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1048番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1048番について歌番号1048番原文立易|古京跡|成者|道之志婆草|長生尓異訓読たち変り古き都となりぬれば道の芝草長く生ひにけり かな読みたちかはり|ふるき...
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万葉集1033番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1033番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1033番について歌番号1033番原文御食國|志麻乃海部有之|真熊野之|小船尓乗而|奥部榜所見訓読御食つ国志摩の海人ならしま熊野の小舟に乗りて沖へ漕ぐ見ゆ か...
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万葉集1049番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1049番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1049番について歌番号1049番原文名付西|奈良乃京之|荒行者|出立毎尓|嘆思益訓読なつきにし奈良の都の荒れゆけば出で立つごとに嘆きし増さる かな読みなつき...
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万葉集1034番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1034番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1034番について歌番号1034番原文従古|人之言来流|老人之|若云水曽|名尓負瀧之瀬訓読いにしへゆ人の言ひ来る老人の変若つといふ水ぞ名に負ふ瀧の瀬 かな読み...
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万葉集1050番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1050番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1050番について歌番号1050番原文明津神|吾皇之|天下|八嶋之中尓|國者霜|多雖有|里者霜|澤尓雖有|山並之|宜國跡|川次之|立合郷跡|山代乃|鹿脊山際尓...
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万葉集1018番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1018番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1018番について歌番号1018番原文白珠者|人尓不所知|不知友縦|雖不知|吾之知有者|不知友任意訓読白玉は人に知らえず知らずともよし知らずとも我れし知れらば...
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万葉集1019番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1019番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1019番について歌番号1019番原文石上|振乃尊者|弱女乃|或尓縁而|馬自物|縄取附|肉自物|弓笶圍而|王|命恐|天離|夷部尓退|古衣|又打山従|還来奴香聞...
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万葉集1004番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1004番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1004番について歌番号1004番原文不所念|来座君乎|保乃|河蝦不令聞|還都流香聞訓読思ほえず来ましし君を佐保川のかはづ聞かせず帰しつるかも かな読みおもほ...
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万葉集1020,1021番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1020,1021番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1020,1021番について歌番号1020-1021番原文王|命恐見|刺|國尓出座|耶|吾背乃公|繋巻裳|湯々石恐石|住吉乃|荒人神|舳尓|牛吐賜|...
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万葉集1005番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1005番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1005番について歌番号1005番原文八隅知之|我大王之|見給|芳野宮者|山高|雲曽軽引|河速弥|湍之聲曽清寸|神佐備而|見者貴久|宜名倍|見者清之|此山|盡...
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万葉集1022番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1022番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1022番について歌番号1022番原文父公尓|吾者真名子叙|妣刀自尓|吾者愛兒叙|参昇|八十氏人乃|手向|恐乃坂尓|奉|吾者叙追|遠杵土左道矣訓読父君に|我れ...
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万葉集1006番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1006番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1006番について歌番号1006番原文自神代|芳野宮尓|蟻通|高所知者|山河乎吉三訓読神代より吉野の宮にあり通ひ高知らせるは山川をよみ かな読みかむよより|よ...
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万葉集1023番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1023番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1023番について歌番号1023番原文大埼乃|神之小濱者|雖小|百船毛|過迹云莫國訓読大崎の神の小浜は狭けども百舟人も過ぐと言はなくに かな読みおほさきの|か...
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万葉集1007番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1007番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1007番について歌番号1007番原文言不問|木尚妹與兄|有云乎|直獨子尓|有之苦者訓読言問はぬ木すら妹と兄とありといふをただ独り子にあるが苦しさ かな読みこ...
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万葉集1024番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1024番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1024番について歌番号1024番原文長門有|奥津借嶋|奥真經而|吾念君者|千歳尓母我毛訓読長門なる沖つ借島奥まへて我が思ふ君は千年にもがも かな読みながとな...
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万葉集1008番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1008番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1008番について歌番号1008番原文山之葉尓|不知世經月乃|将出香常|我待君之|夜者更降管訓読山の端にいさよふ月の出でむかと我が待つ君が夜はくたちつつ かな...
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万葉集1025番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1025番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1025番について歌番号1025番原文奥真經而|吾乎念流|吾背子者|千五百歳|有巨勢奴香聞訓読奥まへて我れを思へる我が背子は千年五百年ありこせぬかも かな読み...
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万葉集1009番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1009番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1009番について歌番号1009番原文橘者|實左倍花左倍|其葉左倍|枝尓霜雖降|益常葉之訓読橘は実さへ花さへその葉さへ枝に霜降れどいや常葉の木 かな読みたちば...
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万葉集1026番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1026番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。万葉集1026番について歌番号1026番原文百礒城乃|大宮人者|今日毛鴨|暇跡|里尓不将有訓読ももしきの大宮人は今日もかも暇をなみと里に出でずあらむ かな読みももし...