万葉集1022番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。
万葉集1022番について
歌番号
1022番
原文
父公尓|吾者真名子叙|妣刀自尓|吾者愛兒叙|参昇|八十氏人乃|手向<為>|恐乃坂尓|<幣>奉|吾者叙追|遠杵土左道矣
訓読
父君に|我れは愛子ぞ|母刀自に|我れは愛子ぞ|参ゐ上る|八十氏人の|手向けする|畏の坂に|幣奉り|我れはぞ追へる|遠き土佐道を
かな読み
ちちぎみに|われはまなごぞ|ははとじに|われはまなごぞ|まゐのぼる|やそうぢひとの|たむけする|かしこのさかに|ぬさまつり|われはぞおへる|とほきとさぢを
カタカナ読み
チチギミニ|ワレハマナゴゾ|ハハトジニ|ワレハマナゴゾ|マヰノボル|ヤソウヂヒトノ|タムケスル|カシコノサカニ|ヌサマツリ|ワレハゾオヘル|トホキトサヂヲ
ローマ字読み|大文字
CHICHIGIMINI|WAREHAMANAGOZO|HAHATOJINI|WAREHAMANAGOZO|MAINOBORU|YASOJIHITONO|TAMUKESURU|KASHIKONOSAKANI|NUSAMATSURI|WAREHAZOHERU|TOHOKITOSAJIO
ローマ字読み|小文字
chichigimini|warehamanagozo|hahatojini|warehamanagozo|mainoboru|yasojihitono|tamukesuru|kashikonosakani|nusamatsuri|warehazoheru|tohokitosajio
左注|左註
特に無し
事項|分類・ジャンル
雑歌|石上乙麻呂|流罪|久米若賣|密通|天平11年|土佐|高知|同情|歌語り
校異
為等->為【元】【細】|弊->幣【元】【細】
寛永版本
ちちぎみに,[寛]ちちきみに,
われはまなごぞ,[寛]われはまなこそ,
ははとじに,[寛]ははとしに,
われはまなごぞ,[寛]われはまなこそ,
まゐのぼる,[寛]まうのほり,
やそうぢひとの,[寛]やそうちひとの,
たむけする,[寛]たむけすと,
かしこのさかに[寛],
ぬさまつり[寛],
われはぞおへる,[寛]われはそおへる,
とほきとさぢを,[寛]とほきとさちを,
巻数
第6巻
作者
不詳