万葉集920番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集920番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。

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万葉集920番について

歌番号

920番

原文

足引之|御山毛清|落多藝都|芳野<河>之|河瀬乃|浄乎見者|上邊者|千鳥數鳴|下邊者|河津都麻喚|百礒城乃|大宮人毛|越乞尓|思自仁思有者|毎見|文丹乏|玉葛|絶事無|萬代尓|如是霜願跡|天地之|神乎曽祷|恐有等毛

訓読

あしひきの|み山もさやに|落ちたぎつ|吉野の川の|川の瀬の|清きを見れば|上辺には|千鳥しば鳴く|下辺には|かはづ妻呼ぶ|ももしきの|大宮人も|をちこちに|繁にしあれば|見るごとに|あやに乏しみ|玉葛|絶ゆることなく|万代に|かくしもがもと|天地の|神をぞ祈る|畏くあれども

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かな読み

あしひきの|みやまもさやに|おちたぎつ|よしののかはの|かはのせの|きよきをみれば|かみへには|ちどりしばなく|しもべには|かはづつまよぶ|ももしきの|おほみやひとも|をちこちに|しじにしあれば|みるごとに|あやにともしみ|たまかづら|たゆることなく|よろづよに|かくしもがもと|あめつちの|かみをぞいのる|かしこくあれども

カタカナ読み

アシヒキノ|ミヤマモサヤニ|オチタギツ|ヨシノノカハノ|カハノセノ|キヨキヲミレバ|カミヘニハ|チドリシバナク|シモベニハ|カハヅツマヨブ|モモシキノ|オホミヤヒトモ|ヲチコチニ|シジニシアレバ|ミルゴトニ|アヤニトモシミ|タマカヅラ|タユルコトナク|ヨロヅヨニ|カクシモガモト|アメツチノ|カミヲゾイノル|カシコクアレドモ

ローマ字読み|大文字

ASHIHIKINO|MIYAMAMOSAYANI|OCHITAGITSU|YOSHINONOKAHANO|KAHANOSENO|KIYOKIOMIREBA|KAMIHENIHA|CHIDORISHIBANAKU|SHIMOBENIHA|KAHAZUTSUMAYOBU|MOMOSHIKINO|OHOMIYAHITOMO|OCHIKOCHINI|SHIJINISHIAREBA|MIRUGOTONI|AYANITOMOSHIMI|TAMAKAZURA|TAYURUKOTONAKU|YOROZUYONI|KAKUSHIMOGAMOTO|AMETSUCHINO|KAMIOZOINORU|KASHIKOKUAREDOMO

ローマ字読み|小文字

ashihikino|miyamamosayani|ochitagitsu|yoshinonokahano|kahanoseno|kiyokiomireba|kamiheniha|chidorishibanaku|shimobeniha|kahazutsumayobu|momoshikino|ohomiyahitomo|ochikochini|shijinishiareba|mirugotoni|ayanitomoshimi|tamakazura|tayurukotonaku|yorozuyoni|kakushimogamoto|ametsuchino|kamiozoinoru|kashikokuaredomo

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左注|左註

特に無し

事項|分類・ジャンル

雑歌|吉野|行幸|宮廷讃美|神亀2年5月年紀|枕詞|動物|地名

校異

歌【西】謌【西(訂正)】歌|川->河【金】【元】【類】

寛永版本

あしひきの[寛],
みやまもさやに[寛],
おちたぎつ,[寛]おちたきつ,
よしののかはの[寛],
かはのせの[寛],
きよきをみれば,[寛]きよきをみれは,
かみへには[寛],
ちどりしばなく,[寛]ちとりしはなき,
しもべには,[寛]しもへには,
かはづつまよぶ,[寛]かはつつまよふ,
ももしきの[寛],
おほみやひとも[寛],
をちこちに[寛],
しじにしあれば,[寛]ししにしあれは,
みるごとに,[寛]ことみもに,
あやにともしみ,[寛]ともしみ,
たまかづら,[寛]たまかつら,
たゆることなく[寛],
よろづよに,[寛]よろつよに,
かくしもがもと,[寛]かくしもかなと,
あめつちの[寛],
かみをぞいのる,[寛]かみをそいのる,
かしこくあれども,[寛]かしこけれとも,

巻数

第6巻

作者

笠金村