万葉集800番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集800番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。

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万葉集800番について

歌番号

800番

原文

父母乎|美礼婆多布斗斯|妻子見礼婆|米具斯宇都久志|余能奈迦波|加久叙許等和理|母<智>騰利乃|可可良波志母与|由久弊斯良祢婆|宇既具都遠|奴伎都流其等久|布美奴伎提|由久智布比等波|伊波紀欲利|奈利提志比等迦|奈何名能良佐祢|阿米弊由迦婆|奈何麻尓麻尓|都智奈良婆|大王伊摩周|許能提羅周|日月能斯多波|雨麻久毛能|牟迦夫周伎波美|多尓具久能|佐和多流伎波美|企許斯遠周|久尓能麻保良叙|可尓迦久尓|保志伎麻尓麻尓|斯可尓波阿羅慈迦

訓読

父母を|見れば貴し|妻子見れば|めぐし愛し|世間は|かくぞことわり|もち鳥の|かからはしもよ|ゆくへ知らねば|穿沓を|脱き棄るごとく|踏み脱きて|行くちふ人は|石木より|なり出し人か|汝が名告らさね|天へ行かば|汝がまにまに|地ならば|大君います|この照らす|日月の下は|天雲の|向伏す極み|たにぐくの|さ渡る極み|聞こし食す|国のまほらぞ|かにかくに|欲しきまにまに|しかにはあらじか

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かな読み

ちちははを|みればたふとし|めこみれば|めぐしうつくし|よのなかは|かくぞことわり|もちどりの|かからはしもよ|ゆくへしらねば|うけぐつを|ぬきつるごとく|ふみぬきて|ゆくちふひとは|いはきより|なりでしひとか|ながなのらさね|あめへゆかば|ながまにまに|つちならば|おほきみいます|このてらす|ひつきのしたは|あまくもの|むかぶすきはみ|たにぐくの|さわたるきはみ|きこしをす|くにのまほらぞ|かにかくに|ほしきまにまに|しかにはあらじか

カタカナ読み

チチハハヲ|ミレバタフトシ|メコミレバ|メグシウツクシ|ヨノナカハ|カクゾコトワリ|モチドリノ|カカラハシモヨ|ユクヘシラネバ|ウケグツヲ|ヌキツルゴトク|フミヌキテ|ユクチフヒトハ|イハキヨリ|ナリデシヒトカ|ナガナノラサネ|アメヘユカバ|ナガマニマニ|ツチナラバ|オホキミイマス|コノテラス|ヒツキノシタハ|アマクモノ|ムカブスキハミ|タニグクノ|サワタルキハミ|キコシヲス|クニノマホラゾ|カニカクニ|ホシキマニマニ|シカニハアラジカ

ローマ字読み|大文字

CHICHIHAHAO|MIREBATAFUTOSHI|MEKOMIREBA|MEGUSHIUTSUKUSHI|YONONAKAHA|KAKUZOKOTOWARI|MOCHIDORINO|KAKARAHASHIMOYO|YUKUHESHIRANEBA|UKEGUTSUO|NUKITSURUGOTOKU|FUMINUKITE|YUKUCHIFUHITOHA|IHAKIYORI|NARIDESHIHITOKA|NAGANANORASANE|AMEHEYUKABA|NAGAMANIMANI|TSUCHINARABA|OHOKIMIIMASU|KONOTERASU|HITSUKINOSHITAHA|AMAKUMONO|MUKABUSUKIHAMI|TANIGUKUNO|SAWATARUKIHAMI|KIKOSHIOSU|KUNINOMAHORAZO|KANIKAKUNI|HOSHIKIMANIMANI|SHIKANIHAARAJIKA

ローマ字読み|小文字

chichihahao|mirebatafutoshi|mekomireba|megushiutsukushi|yononakaha|kakuzokotowari|mochidorino|kakarahashimoyo|yukuheshiraneba|ukegutsuo|nukitsurugotoku|fuminukite|yukuchifuhitoha|ihakiyori|narideshihitoka|nagananorasane|ameheyukaba|nagamanimani|tsuchinaraba|ohokimiimasu|konoterasu|hitsukinoshitaha|amakumono|mukabusukihami|tanigukuno|sawatarukihami|kikoshiosu|kuninomahorazo|kanikakuni|hoshikimanimani|shikanihaarajika

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左注|左註

神龜五年七月廿一日於嘉摩郡撰定|筑前國守山上憶良

事項|分類・ジャンル

国司|逃亡民|儒教|教喩|道教|福岡|地名|神亀5年7月21日年紀

校異

惑->或【紀】【細】|歌【西】謌【西(訂正)】歌|畏->倍【紀】|歌令【西】謌令【西(訂正)】歌令|惑->或【紀】【細】|->智【西(右書)】【紀】【細】|可可【紀】【細】【温】可々

寛永版本

ちちははを[寛],
みればたふとし,[寛]みれはたふとし,
めこみれば,[寛]めこみれは,
めぐしうつくし,[寛]めくしうつくし,
よのなかは[寛],
かくぞことわり,[寛]かくそことわり,
もちどりの,[寛]もちとりの,
かからはしもよ[寛],
ゆくへしらねば,[寛]ゆくへしらねは,
うけぐつを,[寛]うきくつを,
ぬきつるごとく,[寛]ぬきつることく,
ふみぬきて[寛],
ゆくちふひとは[寛],
いはきより[寛],
なりでしひとか,[寛]なりてしひとか,
ながなのらさね,[寛]なかなのらさね,
あめへゆかば,[寛]あめへゆかは,
ながまにまに,[寛]なかまにまに,
つちならば,[寛]つちならは,
おほきみいます[寛],
このてらす[寛],
ひつきのしたは[寛],
あまくもの[寛],
むかぶすきはみ,[寛]むかふすきはみ,
たにぐくの,[寛]たにくくの,
さわたるきはみ[寛],
きこしをす[寛],
くにのまほらぞ,[寛]くにのまほらそ,
かにかくに[寛],
ほしきまにまに[寛],
しかにはあらじか,[寛]しかにはあらしか,

巻数

第5巻

作者

山上憶良