万葉集3310番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。
万葉集3310番について
歌番号
3310番
原文
隠口乃|泊瀬乃國尓|左結婚丹|吾来者|棚雲利|雪者零来|左雲理|雨者落来|野鳥|雉動|家鳥|可鶏毛鳴|左夜者明|此夜者昶奴|入而<且>将眠|此戸開為
訓読
隠口の|泊瀬の国に|さよばひに|我が来れば|たな曇り|雪は降り来|さ曇り|雨は降り来|野つ鳥|雉は響む|家つ鳥|鶏も鳴く|さ夜は明け|この夜は明けぬ|入りてかつ寝む|この戸開かせ
かな読み
こもりくの|はつせのくにに|さよばひに|わがきたれば|たなぐもり|ゆきはふりく|さぐもり|あめはふりく|のつとり|きぎしはとよむ|いへつとり|かけもなく|さよはあけ|このよはあけぬ|いりてかつねむ|このとひらかせ
カタカナ読み
コモリクノ|ハツセノクニニ|サヨバヒニ|ワガキタレバ|タナグモリ|ユキハフリク|サグモリ|アメハフリク|ノツトリ|キギシハトヨム|イヘツトリ|カケモナク|サヨハアケ|コノヨハアケヌ|イリテカツネム|コノトヒラカセ
ローマ字読み|大文字
KOMORIKUNO|HATSUSENOKUNINI|SAYOBAHINI|WAGAKITAREBA|TANAGUMORI|YUKIHAFURIKU|SAGUMORI|AMEHAFURIKU|NOTSUTORI|KIGISHIHATOYOMU|IHETSUTORI|KAKEMONAKU|SAYOHAAKE|KONOYOHAAKENU|IRITEKATSUNEMU|KONOTOHIRAKASE
ローマ字読み|小文字
komorikuno|hatsusenokunini|sayobahini|wagakitareba|tanagumori|yukihafuriku|sagumori|amehafuriku|notsutori|kigishihatoyomu|ihetsutori|kakemonaku|sayohaake|konoyohaakenu|iritekatsunemu|konotohirakase
左注|左註
右四首
事項|分類・ジャンル
問答|地名|榛原|奈良|枕詞|動物|求婚|妻問媿
校異
旦->且【元】【天】【類】
寛永版本
こもりくの[寛],
はつせのくにに[寛],
さよばひに,[寛]さよはひに,
わがきたれば,[寛]わかきたれれは,
たなぐもり,[寛]たなくもり,
ゆきはふりく,[寛]ゆきはふりきぬ,
さぐもり,[寛]さくもり,
あめはふりく,[寛]あめはふりきぬ,
のつとり[寛],
きぎしはとよむ,[寛]ききすもとよみ,
いへつとり[寛],
かけもなく[寛],
さよはあけ[寛],
このよはあけぬ[寛],
いりてかつねむ,[寛]いりてあさねむ,
このとひらかせ,[寛]このとあけせよ,
巻数
第13巻
作者
不詳