万葉集3309番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3309番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。

スポンサーリンク

万葉集3309番について

歌番号

3309番

原文

物不念|路行去裳|青山乎|振酒見者|都追慈花|尓太遥越賣|作樂花|佐可遥越賣|汝乎叙母|吾尓依云|吾乎叙物|汝尓依云|汝者如何念也|念社|歳八<年>乎|斬髪|与知子乎過|橘之|末枝乎須具里|此川之|下母長久|汝心待

訓読

物思はず|道行く行くも|青山を|振り放け見れば|つつじ花|にほえ娘子|桜花|栄え娘子|汝れをぞも|我れに寄すといふ|我れをぞも|汝れに寄すといふ|汝はいかに思ふや|思へこそ|年の八年を|切り髪の|よち子を過ぎ|橘の|ほつ枝をすぐり|この川の|下にも長く|汝が心待て

スポンサーリンク

かな読み

ものもはず|みちゆくゆくも|あをやまを|ふりさけみれば|つつじばな|にほえをとめ|さくらばな|さかえをとめ|なれをぞも|われによすといふ|われをぞも|なれによすといふ|なはいかにおもふや|おもへこそ|としのやとせを|きりかみの|よちこをすぎ|たちばなの|ほつえをすぐり|このかはの|したにもながく|ながこころまて

カタカナ読み

モノモハズ|ミチユクユクモ|アヲヤマヲ|フリサケミレバ|ツツジバナ|ニホエヲトメ|サクラバナ|サカエヲトメ|ナレヲゾモ|ワレニヨストイフ|ワレヲゾモ|ナレニヨストイフ|ナハイカニオモフヤ|オモヘコソ|トシノヤトセヲ|キリカミノ|ヨチコヲスギ|タチバナノ|ホツエヲスグリ|コノカハノ|シタニモナガク|ナガココロマテ

ローマ字読み|大文字

MONOMOHAZU|MICHIYUKUYUKUMO|AOYAMAO|FURISAKEMIREBA|TSUTSUJIBANA|NIHOEOTOME|SAKURABANA|SAKAEOTOME|NAREOZOMO|WARENIYOSUTOIFU|WAREOZOMO|NARENIYOSUTOIFU|NAHAIKANIOMOFUYA|OMOHEKOSO|TOSHINOYATOSEO|KIRIKAMINO|YOCHIKOSUGI|TACHIBANANO|HOTSUEOSUGURI|KONOKAHANO|SHITANIMONAGAKU|NAGAKOKOROMATE

ローマ字読み|小文字

monomohazu|michiyukuyukumo|aoyamao|furisakemireba|tsutsujibana|nihoeotome|sakurabana|sakaeotome|nareozomo|wareniyosutoifu|wareozomo|nareniyosutoifu|nahaikaniomofuya|omohekoso|toshinoyatoseo|kirikamino|yochikosugi|tachibanano|hotsueosuguri|konokahano|shitanimonagaku|nagakokoromate

スポンサーリンク

左注|左註

右五首

事項|分類・ジャンル

問答|非略体|異伝|恋情|女歌|歌垣

校異

羊->年【元】【天】【類】

寛永版本

ものもはず,[寛]ものおもはて,
みちゆくゆくも,[寛]みちゆきなむも,
あをやまを[寛],
ふりさけみれば,[寛]ふりさけみれは,
つつじばな,[寛]つつしはな,
にほえをとめ,[寛]にほえるをとめ,
さくらばな,[寛]さくらはな,
さかえをとめ,[寛]さかえるをとめ,
なれをぞも,[寛]なれをそも,
われによすといふ,[寛]われによるといふ,
われをぞも,[寛]われをそも,
なれによすといふ,[寛]なれによるといふ,
なはいかにおもふや,[寛]なれはいかにおもへや,
おもへこそ[寛],
としのやとせを[寛],
きりかみの,[寛]きるかみと,
よちこをすぎ,[寛]わかみをすくり,
たちばなの,[寛]たちはなの,
ほつえをすぐり,[寛]ほつえをすくり,
このかはの[寛],
したにもながく,[寛]したにもなかく,
ながこころまて,[寛]なかこころまて,

巻数

第13巻

作者

柿本人麻呂歌集