万葉集1792番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1792番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。

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万葉集1792番について

歌番号

1792番

原文

白玉之|人乃其名矣|中々二|辞緒<下>延|不遇日之|數多過者|戀日之|累行者|思遣|田時乎白土|肝向|心摧而|珠手次|不懸時無|口不息|吾戀兒矣|玉釧|手尓取持而|真十鏡|直目尓不視者|下桧山|下逝水乃|上丹不出|吾念情|安虚歟毛

訓読

白玉の|人のその名を|なかなかに|言を下延へ|逢はぬ日の|数多く過ぐれば|恋ふる日の|重なりゆけば|思ひ遣る|たどきを知らに|肝向ふ|心砕けて|玉たすき|懸けぬ時なく|口やまず|我が恋ふる子を|玉釧|手に取り持ちて|まそ鏡|直目に見ねば|したひ山|下行く水の|上に出でず|我が思ふ心|安きそらかも

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かな読み

しらたまの|ひとのそのなを|なかなかに|ことをしたはへ|あはぬひの|まねくすぐれば|こふるひの|かさなりゆけば|おもひやる|たどきをしらに|きもむかふ|こころくだけて|たまたすき|かけぬときなく|くちやまず|あがこふるこを|たまくしろ|てにとりもちて|まそかがみ|ただめにみねば|したひやま|したゆくみづの|うへにいでず|あがおもふこころ|やすきそらかも

カタカナ読み

シラタマノ|ヒトノソノナヲ|ナカナカニ|コトヲシタハヘ|アハヌヒノ|マネクスグレバ|コフルヒノ|カサナリユケバ|オモヒヤル|タドキヲシラニ|キモムカフ|ココロクダケテ|タマタスキ|カケヌトキナク|クチヤマズ|アガコフルコヲ|タマクシロ|テニトリモチテ|マソカガミ|タダメニミネバ|シタヒヤマ|シタユクミヅノ|ウヘニイデズ|アガオモフココロ|ヤスキソラカモ

ローマ字読み|大文字

SHIRATAMANO|HITONOSONONAO|NAKANAKANI|KOTOSHITAHAHE|AHANUHINO|MANEKUSUGUREBA|KOFURUHINO|KASANARIYUKEBA|OMOHIYARU|TADOKIOSHIRANI|KIMOMUKAFU|KOKOROKUDAKETE|TAMATASUKI|KAKENUTOKINAKU|KUCHIYAMAZU|AGAKOFURUKO|TAMAKUSHIRO|TENITORIMOCHITE|MASOKAGAMI|TADAMENIMINEBA|SHITAHIYAMA|SHITAYUKUMIZUNO|UHENIIDEZU|AGAOMOFUKOKORO|YASUKISORAKAMO

ローマ字読み|小文字

shiratamano|hitonosononao|nakanakani|kotoshitahahe|ahanuhino|manekusugureba|kofuruhino|kasanariyukeba|omohiyaru|tadokioshirani|kimomukafu|kokorokudakete|tamatasuki|kakenutokinaku|kuchiyamazu|agakofuruko|tamakushiro|tenitorimochite|masokagami|tadamenimineba|shitahiyama|shitayukumizuno|uheniidezu|agaomofukokoro|yasukisorakamo

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左注|左註

右三首田邊福麻呂之歌集出

事項|分類・ジャンル

相聞|恋情|枕詞

校異

歌【西】謌【西(訂正)】歌|短歌【西】短謌【西(訂正)】短歌|不->下【元】【藍】【紀】

寛永版本

しらたまの[寛],
ひとのそのなを[寛],
なかなかに[寛],
ことをしたはへ,[寛]ことのをのへす,
あはぬひの[寛],
まねくすぐれば,[寛]あまたすくれは,
こふるひの[寛],
かさなりゆけば,[寛]かさなりゆけは,
おもひやる[寛],
たどきをしらに,[寛]たときをしらに,
きもむかふ,[寛]きもむかひ,
こころくだけて,[寛]こころくたけて,
たまたすき[寛],
かけぬときなく[寛],
くちやまず,[寛]くちやます,
あがこふるこを,[寛]わかこふるこを,
たまくしろ,[寛]たまたまき,
てにとりもちて[寛],
まそかがみ,[寛]まそかかみ,
ただめにみねば,[寛]たためにみすは,
したひやま[寛],
したゆくみづの,[寛]したゆくみつの,
うへにいでず,[寛]うへにいてす,
あがおもふこころ,[寛]わかなもふこころ,
やすきそらかも[寛],

巻数

第9巻

作者

田辺福麻呂歌集