万葉集1757番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集1757番の作者・分類、訓読・読み、意味・訳、原文についてまとめます。

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万葉集1757番について

歌番号

1757番

原文

草枕|客之憂乎|名草漏|事毛有<哉>跡|筑波嶺尓|登而見者|尾花落|師付之田井尓|鴈泣毛|寒来喧奴|新治乃|鳥羽能淡海毛|秋風尓|白浪立奴|筑波嶺乃|吉久乎見者|長氣尓|念積来之|憂者息沼

訓読

草枕|旅の憂へを|慰もる|こともありやと|筑波嶺に|登りて見れば|尾花散る|師付の田居に|雁がねも|寒く来鳴きぬ|新治の|鳥羽の淡海も|秋風に|白波立ちぬ|筑波嶺の|よけくを見れば|長き日に|思ひ積み来し|憂へはやみぬ

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かな読み

くさまくら|たびのうれへを|なぐさもる|こともありやと|つくはねに|のぼりてみれば|をばなちる|しつくのたゐに|かりがねも|さむくきなきぬ|にひばりの|とばのあふみも|あきかぜに|しらなみたちぬ|つくはねの|よけくをみれば|ながきけに|おもひつみこし|うれへはやみぬ

カタカナ読み

クサマクラ|タビノウレヘヲ|ナグサモル|コトモアリヤト|ツクハネニ|ノボリテミレバ|ヲバナチル|シツクノタヰニ|カリガネモ|サムクキナキヌ|ニヒバリノ|トバノアフミモ|アキカゼニ|シラナミタチヌ|ツクハネノ|ヨケクヲミレバ|ナガキケニ|オモヒツミコシ|ウレヘハヤミヌ

ローマ字読み|大文字

KUSAMAKURA|TABINOREHEO|NAGUSAMORU|KOTOMOARIYATO|TSUKUHANENI|NOBORITEMIREBA|OBANACHIRU|SHITSUKUNOTAINI|KARIGANEMO|SAMUKUKINAKINU|NIHIBARINO|TOBANOAFUMIMO|AKIKAZENI|SHIRANAMITACHINU|TSUKUHANENO|YOKEKUOMIREBA|NAGAKIKENI|OMOHITSUMIKOSHI|UREHEHAYAMINU

ローマ字読み|小文字

kusamakura|tabinoreheo|nagusamoru|kotomoariyato|tsukuhaneni|noboritemireba|obanachiru|shitsukunotaini|kariganemo|samukukinakinu|nihibarino|tobanoafumimo|akikazeni|shiranamitachinu|tsukuhaneno|yokekuomireba|nagakikeni|omohitsumikoshi|urehehayaminu

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左注|左註

右件歌者高橋連蟲麻呂歌集中出

事項|分類・ジャンル

雑歌|茨城|山讃美|旅愁|東国|関東|枕詞|地名

校異

歌【西】謌【西(訂正)】歌|武->哉【藍】【類】

寛永版本

くさまくら[寛],
たびのうれへを,[寛]たひのうれへを,
なぐさもる,[寛]なくさむる,
こともありやと,[寛]こともあらむと,
つくはねに[寛],
のぼりてみれば,[寛]のほりてみれは,
をばなちる,[寛]をはなちる,
しつくのたゐに[寛],
かりがねも,[寛]かりかねも,
さむくきなきぬ[寛],
にひばりの,[寛]にひはりの,
とばのあふみも,[寛]とはのあふみも,
あきかぜに,[寛]あきかせに,
しらなみたちぬ[寛],
つくはねの[寛],
よけくをみれば,[寛]よけくをみれは,
ながきけに,[寛]なかきけに,
おもひつみこし[寛],
うれへはやみぬ[寛],

巻数

第9巻

作者

高橋虫麻呂歌集