万葉集3791番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3791番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。

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万葉集3791番について

歌番号

3791番

原文

緑子之|若子蚊見庭|垂乳為|母所懐|褨襁|平<生>蚊見庭|結經方衣|水津裏丹縫服|頚著之|童子蚊見庭|結幡|袂著衣|服我矣|丹因|子等何四千庭|三名之綿|蚊黒為髪尾|信櫛持|於是蚊寸垂|取束|擧而裳纒見|解乱|童兒丹成見|羅丹津蚊經|色丹名著来|紫之|大綾之衣|墨江之|遠里小野之|真榛持|丹穂之為衣丹|狛錦|紐丹縫著|刺部重部|波累服|打十八為|麻續兒等|蟻衣之|寶之子等蚊|打栲者|經而織布|日曝之|朝手作尾|信巾裳成者之寸丹取為支屋所經|稲寸丁女蚊|妻問迹|我丹所来為|彼方之|二綾裏沓|飛鳥|飛鳥壮蚊|霖禁|縫為黒沓|刺佩而|庭立住|退莫立|禁尾迹女蚊|髣髴聞而|我丹所来為|水縹|絹帶尾|引帶成|韓帶丹取為|海神之|殿盖丹|飛翔|為軽如来|腰細丹|取餝氷|真十鏡|取雙懸而|己蚊果|還氷見乍|春避而|野邊尾廻者|面白見|我矣思經蚊|狭野津鳥|来鳴翔經|秋僻而|山邊尾徃者|名津蚊為迹|我矣思經蚊|天雲裳|行田菜引|還立|路尾所来者|打氷<刺>|宮尾見名|刺竹之|舎人壮裳|忍經等氷|還等氷見乍|誰子其迹哉|所思而在|如是|所為故為|古部|狭々寸為我哉|端寸八為|今日八方子等丹|五十狭邇迹哉|所思而在|如是|所為故為|古部之|賢人藻|後之世之|堅監将為迹|老人矣|送為車|持還来|<持還来>

訓読

みどり子の|若子髪には|たらちし|母に抱かえ|ひむつきの|稚児が髪には|木綿肩衣|純裏に縫ひ着|頚つきの|童髪には|結ひはたの|袖つけ衣|着し我れを|丹よれる|子らがよちには|蜷の腸|か黒し髪を|ま櫛持ち|ここにかき垂れ|取り束ね|上げても巻きみ|解き乱り|童になしみ|さ丹つかふ|色になつける|紫の|大綾の衣|住吉の|遠里小野の|ま榛持ち|にほほし衣に|高麗錦|紐に縫ひつけ|刺部重部|なみ重ね着て|打麻やし|麻続の子ら|あり衣の|財の子らが|打ちし栲|延へて織る布|日さらしの|麻手作りを|信巾裳成者之寸丹取為支屋所経|稲置娘子が|妻どふと|我れにおこせし|彼方の|二綾下沓|飛ぶ鳥|明日香壮士が|長雨禁へ|縫ひし黒沓|さし履きて|庭にたたずみ|退けな立ち|禁娘子が|ほの聞きて|我れにおこせし|水縹の|絹の帯を|引き帯なす|韓帯に取らし|わたつみの|殿の甍に|飛び翔ける|すがるのごとき|腰細に|取り装ほひ|まそ鏡|取り並め懸けて|おのがなり|かへらひ見つつ|春さりて|野辺を廻れば|おもしろみ|我れを思へか|さ野つ鳥|来鳴き翔らふ|秋さりて|山辺を行けば|なつかしと|我れを思へか|天雲も|行きたなびく|かへり立ち|道を来れば|うちひさす|宮女|さす竹の|舎人壮士も|忍ぶらひ|かへらひ見つつ|誰が子ぞとや|思はえてある|かくのごと|所為故為|いにしへ|ささきし我れや|はしきやし|今日やも子らに|いさとや|思はえてある|かくのごと|所為故為|いにしへの|賢しき人も|後の世の|鑑にせむと|老人を|送りし車|持ち帰りけり|持ち帰りけり

かな読み

みどりこの|わかごかみには|たらちし|ははにむだかえ|ひむつきの|ちごがかみには|ゆふかたぎぬ|ひつらにぬひき|うなつきの|わらはかみには|ゆひはたの|そでつけごろも|きしわれを|によれる|こらがよちには|みなのわた|かぐろしかみを|まくしもち|ここにかきたれ|とりつかね|あげてもまきみ|ときみだり|わらはになしみ|さにつかふ|いろになつける|むらさきの|おほあやのきぬ|すみのえの|とほさとをのの|まはりもち|にほほしきぬに|こまにしき|ひもにぬひつけ|*****|なみかさねきて|うちそやし|をみのこら|ありきぬの|たからのこらが|うちしたへ|はへておるぬの|ひさらしの|あさてづくりを|*****|*******|*****|いなきをとめが|つまどふと|われにおこせし|をちかたの|ふたあやしたぐつ|とぶとり|あすかをとこが|ながめさへ|ぬひしくろぐつ|さしはきて|にはにたたずみ|そけなたち|いさめをとめが|ほのききて|われにおこせし|みはなだの|きぬのおびを|ひきおびなす|からおびにとらし|わたつみの|とののいらかに|とびかける|すがるのごとき|こしほそに|とりよそほひ|まそかがみ|とりなめかけて|おのがなり|かへらひみつつ|はるさりて|のへをめぐれば|おもしろみ|われをおもへか|さのつとり|きなきかけらふ|あきさりて|やまへをゆけば|なつかしと|われをおもへか|あまくもも|ゆきたなびく|かへりたち|みちをくれば|うちひさす|みやをみな|さすたけの|とねりをとこも|しのぶらひ|かへらひみつつ|たがこぞとや|おもはえてある|かくのごと|*******|いにしへ|ささきしわれや|はしきやし|けふやもこらに|いさとや|おもはえてある|かくのごと|*******|いにしへの|さかしきひとも|のちのよの|かがみにせむと|おいひとを|おくりしくるま|もちかへりけり|もちかへりけり

カタカナ読み

ミドリコノ|ワカゴカミニハ|タラチシ|ハハニムダカエ|ヒムツキノ|チゴガカミニハ|ユフカタギヌ|ヒツラニヌヒキ|ウナツキノ|ワラハカミニハ|ユヒハタノ|ソデツケゴロモ|キシワレヲ|ニヨレル|コラガヨチニハ|ミナノワタ|カグロシカミヲ|マクシモチ|ココニカキタレ|トリツカネ|アゲテモマキミ|トキミダリ|ワラハニナシミ|サニツカフ|イロニナツケル|ムラサキノ|オホアヤノキヌ|スミノエノ|トホサトヲノノ|マハリモチ|ニホホシキヌニ|コマニシキ|ヒモニヌヒツケ|*****|ナミカサネキテ|ウチソヤシ|ヲミノコラ|アリキヌノ|タカラノコラガ|ウチシタヘ|ハヘテオルヌノ|ヒサラシノ|アサテヅクリヲ|*****|*******|*****|イナキヲトメガ|ツマドフト|ワレニオコセシ|ヲチカタノ|フタアヤシタグツ|トブトリ|アスカヲトコガ|ナガメサヘ|ヌヒシクログツ|サシハキテ|ニハニタタズミ|ソケナタチ|イサメヲトメガ|ホノキキテ|ワレニオコセシ|ミハナダノ|キヌノオビヲ|ヒキオビナス|カラオビニトラシ|ワタツミノ|トノノイラカニ|トビカケル|スガルノゴトキ|コシホソニ|トリヨソホヒ|マソカガミ|トリナメカケテ|オノガナリ|カヘラヒミツツ|ハルサリテ|ノヘヲメグレバ|オモシロミ|ワレヲオモヘカ|サノツトリ|キナキカケラフ|アキサリテ|ヤマヘヲユケバ|ナツカシト|ワレヲオモヘカ|アマクモモ|ユキタナビク|カヘリタチ|ミチヲクレバ|ウチヒサス|ミヤヲミナ|サスタケノ|トネリヲトコモ|シノブラヒ|カヘラヒミツツ|タガコゾトヤ|オモハエテアル|カクノゴト|*******|イニシヘ|ササキシワレヤ|ハシキヤシ|ケフヤモコラニ|イサトヤ|オモハエテアル|カクノゴト|*******|イニシヘノ|サカシキヒトモ|ノチノヨノ|カガミニセムト|オイヒトヲ|オクリシクルマ|モチカヘリケリ|モチカヘリケリ

ローマ字読み|大文字

MIDORIKONO|WAKAGOKAMINIHA|TARACHISHI|HAHANIMUDAKAE|HIMUTSUKINO|CHIGOGAKAMINIHA|YUFUKATAGINU|HITSURANINUHIKI|UNATSUKINO|WARAHAKAMINIHA|YUHIHATANO|SODETSUKEGOROMO|KISHIWAREO|NIYORERU|KORAGAYOCHINIHA|MINANOWATA|KAGUROSHIKAMIO|MAKUSHIMOCHI|KOKONIKAKITARE|TORITSUKANE|AGETEMOMAKIMI|TOKIMIDARI|WARAHANINASHIMI|SANITSUKAFU|IRONINATSUKERU|MURASAKINO|OHOAYANOKINU|SUMINOENO|TOHOSATONONO|MAHARIMOCHI|NIHOHOSHIKINUNI|KOMANISHIKI|HIMONINUHITSUKE|*****|NAMIKASANEKITE|UCHISOYASHI|OMINOKORA|ARIKINUNO|TAKARANOKORAGA|UCHISHITAHE|HAHETEORUNUNO|HISARASHINO|ASATEZUKURIO|*****|*******|*****|INAKIOTOMEGA|TSUMADOFUTO|WARENIOKOSESHI|OCHIKATANO|FUTAAYASHITAGUTSU|TOBUTORI|ASUKAOTOKOGA|NAGAMESAHE|NUHISHIKUROGUTSU|SASHIHAKITE|NIHANITATAZUMI|SOKENATACHI|ISAMEOTOMEGA|HONOKIKITE|WARENIOKOSESHI|MIHANADANO|KINUNOBIO|HIKIOBINASU|KARAOBINITORASHI|WATATSUMINO|TONONOIRAKANI|TOBIKAKERU|SUGARUNOGOTOKI|KOSHIHOSONI|TORIYOSOHOHI|MASOKAGAMI|TORINAMEKAKETE|ONOGANARI|KAHERAHIMITSUTSU|HARUSARITE|NOHEOMEGUREBA|OMOSHIROMI|WAREOMOHEKA|SANOTSUTORI|KINAKIKAKERAFU|AKISARITE|YAMAHEOYUKEBA|NATSUKASHITO|WAREOMOHEKA|AMAKUMOMO|YUKITANABIKU|KAHERITACHI|MICHIOKUREBA|UCHIHISASU|MIYAOMINA|SASUTAKENO|TONERIOTOKOMO|SHINOBURAHI|KAHERAHIMITSUTSU|TAGAKOZOTOYA|OMOHAETEARU|KAKUNOGOTO|*******|INISHIHE|SASAKISHIWAREYA|HASHIKIYASHI|KEFUYAMOKORANI|ISATOYA|OMOHAETEARU|KAKUNOGOTO|*******|INISHIHENO|SAKASHIKIHITOMO|NOCHINOYONO|KAGAMINISEMUTO|OIHITO|OKURISHIKURUMA|MOCHIKAHERIKERI|MOCHIKAHERIKERI

ローマ字読み|小文字

midorikono|wakagokaminiha|tarachishi|hahanimudakae|himutsukino|chigogakaminiha|yufukataginu|hitsuraninuhiki|unatsukino|warahakaminiha|yuhihatano|sodetsukegoromo|kishiwareo|niyoreru|koragayochiniha|minanowata|kaguroshikamio|makushimochi|kokonikakitare|toritsukane|agetemomakimi|tokimidari|warahaninashimi|sanitsukafu|ironinatsukeru|murasakino|ohoayanokinu|suminoeno|tohosatonono|maharimochi|nihohoshikinuni|komanishiki|himoninuhitsuke|*****|namikasanekite|uchisoyashi|ominokora|arikinuno|takaranokoraga|uchishitahe|haheteorununo|hisarashino|asatezukurio|*****|*******|*****|inakiotomega|tsumadofuto|wareniokoseshi|ochikatano|futaayashitagutsu|tobutori|asukaotokoga|nagamesahe|nuhishikurogutsu|sashihakite|nihanitatazumi|sokenatachi|isameotomega|honokikite|wareniokoseshi|mihanadano|kinunobio|hikiobinasu|karaobinitorashi|watatsumino|tononoirakani|tobikakeru|sugarunogotoki|koshihosoni|toriyosohohi|masokagami|torinamekakete|onoganari|kaherahimitsutsu|harusarite|noheomegureba|omoshiromi|wareomoheka|sanotsutori|kinakikakerafu|akisarite|yamaheoyukeba|natsukashito|wareomoheka|amakumomo|yukitanabiku|kaheritachi|michiokureba|uchihisasu|miyaomina|sasutakeno|toneriotokomo|shinoburahi|kaherahimitsutsu|tagakozotoya|omohaetearu|kakunogoto|*******|inishihe|sasakishiwareya|hashikiyashi|kefuyamokorani|isatoya|omohaetearu|kakunogoto|*******|inishiheno|sakashikihitomo|nochinoyono|kagaminisemuto|oihito|okurishikuruma|mochikaherikeri|mochikaherikeri

左注|左註

特に無し

事項|分類・ジャンル

雑歌|歌物語|物語|神仙|枕詞|難訓|植物|地名|堺市|大阪|教訓|嘆老

校異

唯->々【類】【矢】【京】|歌【西】謌|生之->生【紀】【細】|判->刺【尼】【類】【紀】|->持還来【尼】

寛永版本

みどりこの,[寛]みとりこの,
わかごかみには,[寛]わかこかみには,
たらちし,[寛]たらちしの,
ははにむだかえ,[寛]ははにいたかれ,
ひむつきの,[寛]たまたすき,
ちごがかみには,[寛]はふこかみには,
ゆふかたぎぬ,[寛]むすふかたきぬ,
ひつらにぬひき,[寛]ひつりにぬひき,
うなつきの,[寛]たひつきの,
わらはかみには,[寛]うなひこかみには,
ゆひはたの,[寛]ゆふはたの,
そでつけごろも,[寛]そてつきころも,
きしわれを[寛],
によれる[寛],
こらがよちには,[寛]こらかよちには,
みなのわた,[寛]みなしつらなる,
かぐろしかみを,[寛]かくろなるかみを,
まくしもち[寛],
ここにかきたれ,[寛]ここにかきたる,
とりつかね[寛],
あげてもまきみ,[寛]あけてもまきみ,
ときみだり,[寛]ときみたれ,
わらはになしみ,[寛]うなひこになれる,
さにつかふ,[寛]みつらにつかふる,
いろになつける,[寛]いろになつけくる,
むらさきの[寛],
おほあやのきぬ,[寛]おほあやのころも,
すみのえの[寛],
とほさとをのの[寛],
まはりもち,[寛]まはきもて,
にほほしきぬに[寛],
こまにしき[寛],
ひもにぬひつけ[寛],
*****,[寛]さしへかさね,
なみかさねきて,[寛]へなみかさねきて,
うちそやし,[寛]うちそはし,
をみのこら[寛],
ありきぬの[寛],
たからのこらが,[寛]たからのこらか,
うちしたへ,[寛]うつたへは,
はへておるぬの,[寛]へてをるぬのを,
ひさらしの,[寛]ひにさらし,
あさてづくりを,[寛]あさてつくらひ,
*****,[寛]しきもなせは,
*******,[寛]しきにとりしき,
*****,[寛]やとにへて,
いなきをとめが,[寛]いねすをとめか,
つまどふと,[寛]つまとふと,
われにおこせし,[寛]われにそきにし,
をちかたの[寛],
ふたあやしたぐつ,[寛]ふたあやうらくつ,
とぶとり,[寛]とふとりの,
あすかをとこが,[寛]あすかをとこか,
ながめさへ,[寛]なかめいみ,
ぬひしくろぐつ,[寛]ぬひしくろくつ,
さしはきて[寛],
にはにたたずみ,[寛]にはにたたすみ,
そけなたち,[寛]いてなたち,
いさめをとめが,[寛]いさむをとめか,
ほのききて[寛],
われにおこせし,[寛]われにそこし,
みはなだの,[寛]みはなたの,
きぬのおびを,[寛]きぬのおひを,
ひきおびなす,[寛]ひきおひなれる,
からおびにとらし,[寛]からおひにとらし,
わたつみの[寛],
とののいらかに,[寛]とののみさかに,
とびかける,[寛]とひかける,
すがるのごとき,[寛]すかるのことき,
こしほそに[寛],
とりよそほひ,[寛]とりてかさらひ,
まそかがみ,[寛]まそかかみ,
とりなめかけて,[寛]とりなみかけて,
おのがなり,[寛]おのかみの,
かへらひみつつ[寛],
はるさりて[寛],
のへをめぐれば,[寛]のへをめくれは,
おもしろみ[寛],
われをおもへか,[寛]われをおもふか,
さのつとり[寛],
きなきかけらふ[寛],
あきさりて,[寛]あきさけて,
やまへをゆけば,[寛]やまへをゆけは,
なつかしと[寛],
われをおもへか,[寛]われをおもふか,
あまくもも[寛],
ゆきたなびく,[寛]ゆきたなひき,
かへりたち[寛],
みちをくれば,[寛]みちをくるには,
うちひさす[寛],
みやをみな,[寛]みやをみてもな,
さすたけの[寛],
とねりをとこも[寛],
しのぶらひ,[寛]しのふらひ,
かへらひみつつ[寛],
たがこぞとや,[寛]たかこそとや,
おもはえてある,[寛]おもひてあらむ,
かくのごと,[寛]かく,
*******,[寛]そしこし,
いにしへ,[寛]いにしへの,
ささきしわれや[寛],
はしきやし[寛],
けふやもこらに,[寛]いふやもこらに,
いさとや,[寛]いさにとや,
おもはえてある,[寛]おもひてあらむ,
かくのごと,[寛]かく,
*******,[寛]そしこし,
いにしへの[寛],
さかしきひとも,[寛]かしこきひとも,
のちのよの[寛],
かがみにせむと,[寛]かたみにせむと,
おいひとを,[寛]おひひとを,
おくりしくるま[寛],
もちかへりけり,[寛]もてかへりこね,
もちかへりけり,

巻数

第16巻

作者

竹取翁

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