万葉集3227番の作者・分類|訓読・読み|意味・訳|原文

万葉集3227番の原文、読み、作者、左注、事項をまとめます。

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万葉集3227番について

歌番号

3227番

原文

葦原笶|水穂之國丹|手向為跡|天降座兼|五百万|千万神之|神代従|云續来在|甘南備乃|三諸山者|春去者|春霞立|秋徃者|紅丹穂經|<甘>甞備乃|三諸乃神之|帶為|明日香之河之|水尾速|生多米難|石枕|蘿生左右二|新夜乃|好去通牟|事計|夢尓令見社|劔刀|齋祭|神二師座者

訓読

葦原の|瑞穂の国に|手向けすと|天降りましけむ|五百万|千万神の|神代より|言ひ継ぎ来る|神なびの|みもろの山は|春されば|春霞立つ|秋行けば|紅にほふ|神なびの|みもろの神の|帯ばせる|明日香の川の|水脈早み|生しためかたき|石枕|苔生すまでに|新夜の|幸く通はむ|事計り|夢に見せこそ|剣太刀|斎ひ祭れる|神にしませば

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かな読み

あしはらの|みづほのくにに|たむけすと|あもりましけむ|いほよろづ|ちよろづかみの|かむよより|いひつぎきたる|かむなびの|みもろのやまは|はるされば|はるかすみたつ|あきゆけば|くれなゐにほふ|かむなびの|みもろのかみの|おばせる|あすかのかはの|みをはやみ|むしためかたき|いしまくら|こけむすまでに|あらたよの|さきくかよはむ|ことはかり|いめにみせこそ|つるぎたち|いはひまつれる|かみにしませば

カタカナ読み

アシハラノ|ミヅホノクニニ|タムケスト|アモリマシケム|イホヨロヅ|チヨロヅカミノ|カムヨヨリ|イヒツギキタル|カムナビノ|ミモロノヤマハ|ハルサレバ|ハルカスミタツ|アキユケバ|クレナヰニホフ|カムナビノ|ミモロノカミノ|オバセル|アスカノカハノ|ミヲハヤミ|ムシタメカタキ|イシマクラ|コケムスマデニ|アラタヨノ|サキクカヨハム|コトハカリ|イメニミセコソ|ツルギタチ|イハヒマツレル|カミニシマセバ

ローマ字読み|大文字

ASHIHARANO|MIZUHONOKUNINI|TAMUKESUTO|AMORIMASHIKEMU|IHOYOROZU|CHIYOROZUKAMINO|KAMUYOYORI|IHITSUGIKITARU|KAMUNABINO|MIMORONOYAMAHA|HARUSAREBA|HARUKASUMITATSU|AKIYUKEBA|KURENAINIHOFU|KAMUNABINO|MIMORONOKAMINO|OBASERU|ASUKANOKAHANO|MIOHAYAMI|MUSHITAMEKATAKI|ISHIMAKURA|KOKEMUSUMADENI|ARATAYONO|SAKIKUKAYOHAMU|KOTOHAKARI|IMENIMISEKOSO|TSURUGITACHI|IHAHIMATSURERU|KAMINISHIMASEBA

ローマ字読み|小文字

ashiharano|mizuhonokunini|tamukesuto|amorimashikemu|ihoyorozu|chiyorozukamino|kamuyoyori|ihitsugikitaru|kamunabino|mimoronoyamaha|harusareba|harukasumitatsu|akiyukeba|kurenainihofu|kamunabino|mimoronokamino|obaseru|asukanokahano|miohayami|mushitamekataki|ishimakura|kokemusumadeni|aratayono|sakikukayohamu|kotohakari|imenimisekoso|tsurugitachi|ihahimatsureru|kaminishimaseba

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左注|左註

右三首|但或書此短歌一首無有載之也

事項|分類・ジャンル

雑歌|枕詞|地名|明日香|奈良|寿歌|神祭り|賀歌|新婚|永遠|婚礼

校異

耳->甘【西(訂正)】【天】【紀】【細】

寛永版本

あしはらの[寛],
みづほのくにに,[寛]みつほのくにに,
たむけすと[寛],
あもりましけむ[寛],
いほよろづ,[寛]いほよろつ,
ちよろづかみの,[寛]ちよろつかみの,
かむよより,[寛]かみよより,
いひつぎきたる,[寛]いひつききてある,
かむなびの,[寛]かみなひの,
みもろのやまは,[寛]みものやまは,
はるされば,[寛]はるされは,
はるかすみたつ,[寛]はるかすみたち,
あきゆけば,[寛]あきゆけは,
くれなゐにほふ[寛],
かむなびの,[寛]かみなひの,
みもろのかみの[寛],
おばせる,[寛]おひにせる,
あすかのかはの[寛],
みをはやみ[寛],
むしためかたき,[寛]いきためかたき,
いしまくら,[寛]いはまくら,
こけむすまでに,[寛]こけむすまてに,
あらたよの,[寛]あたらよの,
さきくかよはむ,[寛]よしゆきかよはむ,
ことはかり[寛],
いめにみせこそ,[寛]ゆめにみえこそ,
つるぎたち,[寛]つるきたち,
いはひまつれる,[寛]いはひまつらむ,
かみにしませば,[寛]かみにしいまさは,

巻数

第13巻

作者

不詳